1.状況
現時点で、各種メーカーのパソコンに、インテル製のCPUを優先して搭載している状況は変わらない。
・デル
・レノボ
・HP
・NEC
・富士通

先日発表した3rd generation Intel® Xeon® Scalable processorの「Cooper Lake」をAlibaba, Baidu, Facebook and Tencentは採用。同様にMicrosoft Azureも、一般用途とmemory最適化仮想マシンに採用。

※1
Cooper Lakeは、第2世代のCascade Lakeに続くデータセンター向けCPUであり、Cascade Lakeと同じ14nmのプロセスルールで製造される。

7nmスケールの開発が遅れているとのことで株価は急落したが、その問題のroot cause解析の結果、インテルは、fundamentalに問題ないと考えている。

2.業績の行方
以下の状況を考えると、今後も業績は安泰のように見える。
・パソコンのCPUにインテルが採用されることが世の中の主流という流れに変化なし。※2
・コロナきっかけで在宅勤務の増加・学校のオンライン学習の増加
・ECの世界的広がり
・5G投資の本格化
・より早い速度のパソコンを求めるという需要

※2 アップルがCPUを自社開発に切り替えると宣言した。その点では、業界の動きを注視する必要はあり。

2.株価の動き
過去の株価を見ると、インテルやアップルの決算をきっかけに、一時的に全体の株価が下落することは多かった。今回も、同様になる可能性は高いので、短期トレーダーは注意が必要。

3.結論
INTLとAMDを1:1で買い。気が向いたら、TSMも買い。